家族滞在ビザ申請時の重要な注意点
① 経済力の証明
配偶者を呼び寄せるためには、日本で生活を支える十分な経済力があることを明確に示す必要があります。特に留学生の場合、アルバイト収入や奨学金の証明を正確に記載し、仕送りを受けている場合は送金者の銀行残高証明も提出しましょう。
② 居住スペースの証明
配偶者が日本で安心して生活できるよう、居住スペースが十分であることを証明することが必須です。賃貸契約書のコピーなどを事前にしっかり準備しておくことが大切です。
③ 婚姻関係の明確な証明
日本の入管では偽装結婚を厳しくチェックしています。婚姻証明書だけでなく、結婚式の写真や日常のやりとり（手紙、チャット履歴など）を積極的に提出して真実の関係性をアピールしましょう。
④ 資格外活動許可の申請
家族滞在ビザで来日後、配偶者がアルバイトを希望する場合は「資格外活動許可」を申請する必要があります。週28時間以内と決められているので注意しましょう。
⑤ 出入国在留管理局ごとの違いを把握
提出書類や審査基準は各地の出入国在留管理局によって異なる場合があります。事前に管轄の入管に問い合わせ、最新の情報を確認しましょう。
ビザ申請が不許可になる主な理由と対策
主な不許可の理由
- 必要書類の不備・不足（婚姻証明書の未提出、不正確な翻訳など）
- 経済的支援能力が不十分（奨学金やアルバイト収入が不安定）
- 居住環境が適切でない（部屋が狭すぎる、契約書未提出）
- 婚姻関係が疑わしい（証拠が少ない、結婚期間が短すぎる）
- 過去の法律違反や不法滞在歴がある場合
- 留学生自身の在留資格や学業状況に問題がある場合
対策
- 入管の指定する書類を正確かつ完全に準備
- 奨学金やアルバイト収入、送金元の預金証明などで経済的能力を強調
- 居住予定の住居契約書を準備
- 婚姻関係を明確に証明する証拠（写真、やり取り履歴など）を豊富に用意