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日本で外国人が働くためには、目的に合った「就労ビザ(在留資格)」を取得する必要があります。しかし、就労ビザには多くの種類があり、何がどう違うのか分かりにくいという声が多くあります。

本記事では、就労ビザの基本から、代表的な種類、その違い、就労可否の範囲まで、初心者にもわかりやすく解説します。

 

■ 就労ビザとは?

就労ビザ(在留資格)とは、日本で特定の仕事を行うために与えられる在留資格のことです。

日本の在留資格は30種類以上ありますが、その中で「収入を伴う就労」が認められているものは、一般的に「就労ビザ」と呼ばれています。

就労ビザの特徴は以下の通りです。

 

✔ 就労ビザの大きな特徴

  • 仕事内容によって種類が細かく分かれている
  • 許可された範囲外の仕事はできない
  • 転職する場合は、同じ在留資格でできる仕事かどうかが重要
  • 経歴・学歴・実務経験などの要件がある

このように、就労ビザと言っても様々な種類があり、出来ることも全く違います。

 

■ 就労ビザの種類と違いをわかりやすく一覧で紹介

就労ビザは、大きく以下の3つに分類できます。

ここからは、代表的な在留資格を中心に、その特徴と要件をご紹介します。

① 専門的・技術的分野のビザ(ホワイトカラー系)

デスクワークや専門職が中心で、日本でもっとも多い就労ビザです。

代表例:

ビザの種類 認められる仕事 主な要件
技術・人文知識・国際業務(技人国) エンジニア、経理、事務、通訳、営業など 大卒または実務経験10年以上
高度専門職 研究者・管理職など高度人材 ポイント制で70点以上
企業内転勤 海外支店から日本支社への転勤 1年以上の勤務経験
研究 大学・研究機関の研究 相応の研究経歴
教育 学校教員(小中高校) 教育分野の資格など

▼ 特徴

  • もっとも取得者が多い
  • 専門性が求められる
  • 給料や雇用条件も審査対象

② 特定技能・技能系ビザ(ブルーカラー系)

日本の人手不足を補うために作られた制度。
製造業・外食・建設・農業・介護などで働くことができます。

代表例:

ビザの種類 認められる仕事 特徴
特定技能1号 建設、外食、製造、介護など12分野 最長5年、家族帯同不可
特定技能2号 建設・造船の熟練労働者 更新無制限・家族帯同可
技能 料理人・建築大工・パイロットなど 職種は限られるが歴史が長い

▼ 特徴

  • 現場系の仕事が中心
  • 試験合格や技能実習修了が必要
  • 技能実習とは異なる制度

③ 経営系・芸術系・特殊分野のビザ

経営者、アーティスト、宗教家、外交員など特殊な職種向けのビザ。

代表例:

ビザの種類 認められる内容
経営・管理ビザ 会社の設立・経営・管理
芸術 芸術家、作曲家、画家など
宗教 宣教師など宗教活動
報道 記者、カメラマン
医療 医師、看護師など(外国資格者は要条件)

 

■ 就労ビザの違いを簡単にまとめると?

初心者でも理解しやすいように、ポイントを整理します。

✔ ① できる仕事が全く違う

  • 技人国:専門職(エンジニア・事務など)
  • 特定技能:現場系
  • 技能:伝統工芸・料理人など
  • 経営管理:会社を運営する人

✔ ② 転職できるかどうかもビザによって違う

例:

  • 技人国 → 同じ「技術・人文知識・国際業務」の範囲なら転職可能
  • 特定技能 → 分野が決まっているので、別分野に行く場合は変更申請必要

✔ ③ 家族帯同の可否も違う

  • 特定技能1号は原則不可
  • 高度専門職・特定技能2号は可能
  • 経営管理は条件付きで可能

✔ ④ 在留期間の長さも違う

  • 技人国:1年・3年・5年
  • 特定技能1号:1年更新(最大5年)
  • 特定技能2号:無期限
  • 高度専門職:5年(優遇あり)

 

■ 就労ビザ申請に必要な主な書類

ビザの種類により異なりますが、共通するものは以下の書類です。

  • 雇用契約書
  • 会社の概要書、決算書
  • 労働条件通知書
  • 仕事内容がわかる資料
  • 申請人の学歴・職歴証明

とくに「仕事内容とビザの適合性」が審査で最も重視されます。

 

■ 就労ビザのよくある質問(FAQ)

Q1. アルバイトはできますか?

→ 就労ビザは許可された仕事のみ可能。
アルバイトを含む副業は、許可範囲外の場合は違法になります。

ただし、資格外活動許可を取得すれば、出来る場合もあります。

Q2. ビザの変更はできますか?

→ できますが、変更後のビザ要件を満たす必要があります。

Q3. 在留期間はどのくらい?

→ ビザの種類により異なり、1年~5年で更新があります。

 

■ まとめ:就労ビザは種類ごとにルールが全く違う

就労ビザは、
どんな仕事をするか
どんな経験・学歴があるか
によって種類が決まります。

ビザごとに働ける範囲や要件が異なるため、自分の仕事に合ったものを選び、正しく申請することが重要です。

 

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