在留資格の更新や変更を行う前に、過去に提出した書類の確認方法を押さえておきましょう。
相談事例:申請内容がわからず不安なケース
しかし、前職でどのような職務内容を申告したのかが不明で、今回の申請内容と整合性が取れているか不安とのことでした。
入管に提出した書類は原則返却されない
ただし、入管に一度提出した書類は、原則として本人に返却されません。そのため、提出前に書類のコピーを取っておくことが理想です。
しかし、コピーを残していない場合でも、以下の方法で確認が可能です。
過去の申請書類を確認する方法:保有個人情報開示請求
保有個人情報開示請求とは?
日本の個人情報保護法に基づき、入管に提出した申請情報の開示を求めることができる制度です。
ただし、この請求ができるのは本人のみであり、行政書士や弁護士が代理で請求することはできません。
申請方法と手数料
申請書の提出や本人確認書類の準備が必要です。詳細は入管公式サイトや当事務所までお問い合わせください。
開示決定までの期間
法律では「30日以内に開示決定を行う」と定められていますが、実際には処理状況により30日を超える場合もあります。
まとめ:過去の申請内容を確認し、トラブル回避を
もし控えがない場合でも、「保有個人情報開示請求」により過去の申請内容を確認できます。在留資格の更新・変更では、申請内容の一貫性が重要です。不一致があると不許可のリスクもありますので、
不安がある方は、正確な情報をもとに準備を進めましょう。
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