定住者の配偶者ビザとは?海外にいる配偶者を日本に呼び寄せる方法を徹底解説
あなたは定住者ビザで日本に滞在していて、海外にいる配偶者と一緒に生活したいとお考えではありませんか?「収入が少なくて大丈夫だろうか」「申請書類の作成方法がわからない」など、多くの方が不安を抱えています。本記事では、定住者の配偶者ビザの申請方法から審査のポイント、実際の成功事例まで初心者にもわかりやすく解説します。
目次
定住者の配偶者ビザとは
定住者ビザを持って日本で生活している外国人は、その配偶者もまた定住者ビザが申請できます。正式名称は在留資格「定住者」(告示5号ロ)と呼ばれています。
定住者の配偶者ビザの種類
パターン | 対象者 | 特記事項 |
---|---|---|
1 | 「日本人の配偶者等」を持つ者の配偶者 | ─ |
2 | 日系2世、3世以外の「定住者」ビザを持つ者の配偶者 | ─ |
3 | 日系2世、3世の「定住者」ビザを持つ者の配偶者 | 「素行が善良である」ことが必要 |
申請条件と必要書類
海外にいる配偶者を日本に呼び寄せるには、以下の条件を満たす必要があります:
- 申請者が1年以上の在留期間を指定されている定住者であること
- 実際に法的に有効な結婚をしていること
- 来日後、夫婦として同居する予定があること
- その結婚が偽装結婚でないこと
- 夫婦生活を送れるだけの経済力があること
審査のポイント
入国管理局は主に以下の点を重視して審査します:
- 結婚の安定性と継続性
- 生計を維持できる経済力
- 日本での適応能力(日本語能力など)
- 親族や友人からのサポート体制
収入が少ない場合の対処法
パート勤務などで収入が少ない場合でも、以下のような解決策があります:
- フルタイム勤務の親族からの経済的援助
- 身元保証人からの就職活動サポート
- 申請者の日本語学習努力の証明
- 来日後の就職に役立つ資格証明書の提出
成功事例の紹介
実例:パート勤務の50代女性の場合
定住者ビザを持つ50代の外国人女性は、収入が多くないことや申請書類の作成方法に不安を抱えていました。当社では詳細なヒアリングを行い、以下の対策を講じました:
- 親族からの経済的援助の証明書類を準備
- 友人による身元保証と就職サポートの確約書
- 申請者の日本語学習状況の証明
- 自動車関連資格証明書の提出
これらの対策により、申請から約1か月後に在留資格認定証明書が無事交付されました。
申請手続きの流れ
- 必要書類の収集と準備
- 在留資格認定証明書交付申請書の作成
- 入国管理局への申請
- 審査(約1~3か月)
- 在留資格認定証明書の交付
- 海外の配偶者による査証(ビザ)申請
- 来日
よくある質問と回答
Q: 収入が少なくても申請できますか?
A: はい、親族や友人からの経済的援助があれば可能です。援助の証明書類を提出することで審査に通る可能性が高まります。
Q: 申請から許可までどのくらいかかりますか?
A: 通常1~3か月程度ですが、個々のケースにより異なります。
Q: 日本語ができなくても申請できますか?
A: 申請は可能ですが、日本語学習の意欲を示す証明があると審査に有利です。
著者情報:みなと行政書士法人
外国人の在留・ビザ・帰化手続きに強い行政書士法人。英語・中国語・ベトナム語・インドネシア語対応・全国対応で、外国人の方の日本での生活をサポートしています。実務経験に基づいた信頼性の高い情報をお届けします。
まとめ
定住者の配偶者ビザ申請は、適切な準備と対策により成功率を高めることができます。収入が少ない場合でも、親族や友人のサポートを証明することで審査に通る可能性があります。愛する方と一日も早く日本で生活するために、専門家への相談をおすすめします。
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